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新しい持続血糖測定器 Dexcom G6を導入しました。

投稿日:2021/11/22

新しいCGM  Dexcom G6

腹部などの皮下に穿刺し留置した細いセンサーで、間質液のグルコース濃度を持続的に測定することで血糖値の変化を知ることができる測定機器です。2021年8月より日本でも使用可能になったDexcomG6は、従来の自己血糖測定(SMBG)を必要とせず、リアルタイムに血糖値を表示してくれます。また従来のG4と異なり、ご自身のスマートフォンでも血糖表示が可能となりました。(残念ながら一部対応していない機種もあります。)
一回のセンサーの装着期間は連続10日間で、単回のCGM検査としても使用できますし、セルフモニタリングとして継続使用も可能です。ただし、保険診療で継続使用できる方は主に1型糖尿病の患者様になります。
測定された血糖値は5分ごとに自動的にモニターもしくはスマートフォンに送信されるため、リブレのようにスキャンをする必要はありません。また、血糖値が設定した目標範囲外の低血糖・高血糖となった場合にアラートを出す従来の安全機構に加え、独自のアルゴリズムを用いて20分以内に低血糖になる可能性を予測し、「緊急低値リスクアラート」として知らせてくれる機能があります。

検査としてのCGM(保険診療)

対象;糖尿病で、低血糖を繰り返すなど血糖が不安定な方
費用;3割負担で約4000円
測定期間;10日間
*検査機器(モニター)は検査終了後、返却が必要です。
*iPhoneなど対応機種であればご自身の携帯で検査可能です。
Dexcom G6

継続して使用する場合(保険診療)

対象;1型糖尿病の方、1型以外の糖尿病でインスリン分泌が枯渇している方
費用;3割負担で約8000円/月
測定期間;センサー1枚で10日間 必要なセンサーの個数をお渡しします。
(お渡しするセンサーの個数で費用が変わることがあります)
*iPhoneなど対応機種であればご自身の携帯で使用可能です。
*携帯が対応機種でない場合は、専用のモニターを当院から貸し出します。

患者様へ

1型糖尿病をはじめ、近年テレビなどで話題の食後の血糖スパイクや夜間低血糖の有無の確認など、より正確い血糖値を把握する必要のある方に非常に有用なツールです。
保険適応外で使用したい場合(自費診療) についても相談させていただきますので、興味のある方はご相談ください。